いつの間にか身についてしまった姿勢や荷物の持ち方が、あなたの身体の不調の原因かもしれません。
「肩こりがひどい」「腰が痛くなることが増えた」・・・などの不調を感じている人は、立つときの姿勢や荷物の持ち方について見直してみましょう。
身体に良い立ち方とは?
身体に良い立ち方は、まず二本の足に平等に重心をかけることが大切です。
気が付くと片方の足に体重をかけて立っていることはありませんか?
立ち仕事の方などは、意識をして左右の足両方の踵でしっかりと地面を踏みつけるようにすると良いでしょう。
両足を均等に荷重をかける癖をつけましょう。
また、おなかが前に出ている姿勢になっていたり、前かがみの猫背になっていたりする人も多いものです。
おなかが前に出てしまうのは、腹筋をまったく使わずに立っていることになります。
正しい立ち方は、おなかに力を入れてお尻をキュッとしぼめるようにします。
そうすると自然におなかも凹んでまっすぐに立つことができるはずです。
また、背筋を伸ばして、胸を張ることも大切です。
身体に負担のかからない持ち方は?
左右どちらかが肩こりがひどいという人は、バッグなど荷物を持つ時に問題があるのかもしれません。
身体に負担のかからない荷物の持ち方のポイントとして、左右均一に負荷がかかるようにするということです。
例えば右利きの人は、右肩にばかりハンドバッグを掛けていませんか?
買い物帰りの重い買い物袋も、右手でばかり持っていないでしょうか?
このように片側にばかり負荷をかけると、自然と体はそちらに傾き、肩や首の筋肉も一方ばかりを使ってしまうので首や腰に負担がかかります。
正しい持ち方としては、重い物はできるだけ両手に同じ重さになるように振り分けて持つ。
そして右利きだからといって右肩にばかりバックを掛けずに、時には左の肩にもバッグを掛けるように心がけること。
こうした点を意識することで、だいぶ体の歪みや疲労も改善されるはずです。
どういう立ち方をすると身体が歪んでしまうの?
身体の歪みは立ち方とも大きく関係しています。
身体はいろいろな方向に歪むものであり、左右の肩の高さが違う人もいれば背骨が曲がってしまっていたり、骨盤がずれていたりと、さまざまな症状が見られます。
まず立つときの癖として、両足で踏ん張らずに常に片足に体重をかけてしまう人は、腰骨がずれて歪みやすくなるでしょう。
また腹筋に力を入れない気の抜けた状態で立つのも、腰に負担がかかって骨盤が歪むリスクが高まります。
そのほかにも、高いヒールや自分に合わない靴を履いて立ち仕事などを行うのも、体の歪みが生じる原因となるので気を付けましょう。
理想的な立ち方は、壁を使って背中とお尻、後頭部とかかとをすべてピタリと壁面に付けて1分キープする練習をしてみましょう。
始めは違和感があるかと思いますが、これが身体に負担のかからない立ち方になります。
それでも改善されない場合は、腹筋と背筋のバランスが崩れている事も考えれらますので、一度専門家に見てもらうのも方法だと思います。
また、少し窮屈ではありますが、姿勢矯正ベルトを装着してみるものも良いと思います。
今日からできる「正しい立ち方・荷物の持ち方」