椅子に座っていると、腰の辺りが重くなったり、痛みがでた経験はありませんか?
そういう方は座り方を見直してみましょう。
座り方によって、身体にどんな影響があるのかを考察していきます。
身体に負担のかかる座り方とは?
女性に多い座面に浅く座る方法は、腰部への負担が倍増するので、出来るだけ深く座るように心掛けます。
背もたれに寄りかからない方が良いと思っている人がいますが、深く座り背もたれに寄りかかると体重や重心のバランスが保てて長時間座っても疲れません。
パソコンや勉強・事務仕事など机に向かって作業すると、どうしても姿勢が前のめりになり、猫背になり背骨に多大な負担をかけてしまいます。
背もたれに寄りかかっても猫背のままでは背中が曲がって腰部や内臓を圧迫して悪影響を及ぼすので、椅子に座ったら姿勢を真っ直ぐにしてから奥まで深く腰掛けるようにしましょう。
また、足を組む座り方が習慣になっている方もいますが、骨盤の歪みを誘発するので、控えた方が良いでしょう。
体に良い椅子の座り方とは?
正しい椅子の座り方として、しっかりと足裏を床(地面)につけ、坐骨と呼ばれる座面に当たる骨に体重を乗せるイメージで座ります。
足がブラブラしていると集中出来ないだけでなく、腰部や足に負担がかかるので改めた方が良いでしょう。
姿勢を良くしようと背もたれを使わずに背中を反り返らせる人がいますが、逆に腰を痛めますので避けた方が無難です。
すぐに前のめりになる癖のある方は、背もたれとウェスト部分に筒状にしたフェイスタオルを挟んでおくと、もし姿勢が崩れた時に、タオルが落ちて教えてくれますし、長時間座る時でも疲れにくくなるのでおススメです。
深く座面の奥に臀部を入れる様にして、座るように心掛けましょう。
座り方が悪いとどんな影響がでるの?
パソコンなどで前のめりになると、肩や首に負担がかかるので、血行不良を引き起こし、冷え性・眼精疲労・肩こり・頭痛など多くの症状が発症されると考えられます。
発育期の子供では、足底をキチンと地面につかない、前のめりの姿勢になる座り方では、顎の成長や歯列などに影響を与えるので、勉強机や椅子などの高さも考慮が必要です。
背もたれに寄りかからないと、腰や背中に負担がかかり、腰痛の原因になる可能性が高いので注意します。
足を組むなどして骨盤が歪むと筋肉に偏りが起き易くなり、代謝が落ち太りやすくなりますので、食事制限や運動等のダイエットが上手く行かない方は、姿勢や座り方を見直すのも必要。
また、悪い座り方は、自律神経にも影響すると言われていますので、 生理などの月経周期にも影響があると言われています。
仕事などで、座っている時間の長い方は、一度、見直し工夫してみてはいかがでしょうか?
今日からできる「正しい椅子の座り方」