仕事や学校での長時間のデスクワーク、また立ち仕事の増加によって、年齢性別に問わず体に負担をかけるために、肩や首、腰などを痛めてしまうことが多いのです。
そこでストレスのかかった個所を治す方法としてあるのが鍼灸です。
鍼灸ってどんな仕組みなの?
デスクワークや立ち仕事の増加によって、脚や上半身に重心が偏ってしまうことによって痛みを生じてしまいます。その痛みが生じてしまうのは、重心が片方によってしまうとその部分が圧迫されることによって血行が悪くなってしまいます。
血行が悪くなると、血液中に血行が悪くなっていることを脳に知らせる信号が送られるのですが、その信号が神経に刺激を与え続けてしまうために痛みとなって表れてしまうのです。
そこで解消する方法としてあるのが鍼灸であり、灸頭鍼は鍼の上に薬効のある草(もぐさ)を乗せて燃やすという仕組みになります。
もぐさが燃える際に発生する香り成分がリラックス効果を生み、そして燃やした際に発生する熱が針に伝わり針を刺した部分のつぼを刺激するのです。
何で肩こり・首こりに効くの?
重心を傾けて痛む症状として最も多いのが肩こりや首こりです。
基本的にデスクワークをするうえで多くなるこの症状の原因もまた血行不順であり、デスクワークで人体の中で最も重い頭を下に向けて作業することによって頭を支える首に大きな負担をかけることになります。
その負担が首周りの血管の血行を阻害すると脳から神経に作用する物質が分泌されて異常を伝える物質が出されることで痛みとなります。
首の筋肉の血行障害が、すぐ近くにある肩にも表れることになります。
肩こりは首こりの副作用によって起こっていることが多く、筋肉中の血行を良くする効果のある鍼灸を行うと、首の血行が促進されることによっておのずと全体の解消につながることになります。
何で頭痛・腰痛に効くの?
肩こりや首こりが起こると、それに比例して起こるのが頭痛や背部痛、腰痛、また、眼精疲労、めまいです。
偏った重心は首や肩だけでなく全体の血行を阻害していることが多いのです。全身に血管が通っているので、頭痛も腰痛も血行阻害によって十分な酸素を得られないことで脳が危険信号を送ると共に血液中には痛みとなる物質が含んでいるので痛みとなってしまいます。
そこで鍼灸を首や肩こりだけでなく、足や腰などの全身にあるつぼを刺激すると、血液中に含まれている痛みの物質や脳からの信号が解消されることによって鍼灸が効果のある理由になっています。
しかし基本的に同じ姿勢を繰り返すことが問題なので、数時間おきに体勢を変えることが改善につながります。
ストレス社会と言われる時代で、身体だけでなく精神的にも負担が多くなっていますので、原因が複数にわたる事も多々あります。
症状が頑固な方は、定期的に通院されると症状が徐々に軽減され、いつも快適な日常を送れると思います。
肩こり・首こり・頭痛・腰痛に効く鍼灸