現代社会では、昔に比べて体を動かす機会が大幅に減っています。仕事や趣味においても、室内で長時間閉じこもって行うことが多くなりました。しかし、体を動かさずに同じ姿勢をとり続けることで様々な弊害が生み出されています。そして、それに気付いた時はすでに慢性化していてなかなか治らないものです。そうした現状を調べるために、まずは男性を対象に自分の体で気になっていて、できれば治したい症状があるかどうかを尋ねてみました。
【質問】
男性に聞いてみました!自分の体で治したい、一番気になる症状はどれですか?
【回答数】
猫背:40
腰痛:35
肩こり:19
腱鞘炎:6
ふと気付けば猫背に!見た目の悪さを気にする男性たち!!
アンケートの回答で、一番多かったのは猫背で全体の4割を占めました。
・デスクワークが多いので猫背になりがち。普段、人と並んで歩いていると指摘されることが多い。(20代/男性/会社員)
・猫背は自信がない姿であるという否定的印象を多くの人々にもたれるため(30代/男性/自営業(個人事業主))
・どうも自分は猫背気味ですが、老けて見えるし、不健康に見えるし、もちろん体にもよくないし、いいことがないと思います。(40代/男性/会社員)
・姿勢が悪いのでスタイルが悪く見えてしまうし、性格まで暗くみられがちになる(30代/男性/自営業(個人事業主))
・背筋を正したほうがかっこいいと思うのですが、私は昔から猫背気味なので治したいです。(20代/男性/パートアルバイト)
全回答の中で猫背だけが、直接痛みや苦しみを伴うものではないのにも関わらず、この結果というのは少し意外な気もしますが、他人からみた印象の悪さを気にする人はかなり多いようです。猫背によって自信がなさそうに見えたり、暗い性格だと思われたりするのは男性としても社会人としても大きなマイナス要因になると思われていることが回答の中で浮き彫りにされています。
仕事で痛めて仕事に支障をきたす!多くの人が悩む悪循環!!
2番目に多かったのは腰痛で、これも全体の3分の1以上と高い割合を示しています。続いて肩こりが全体の約2割です。それらと比較すると、4位の腱鞘炎は全体の6%という小さな値に留まっています。
・腰の痛みは、動くときに必ず動かします。ですので腰が痛いのだけは毎日毎分毎秒が苦痛だから(40代/男性/会社員)
・いつも腰が痛くて悩んでいます。湿布をはって我慢しています。(20代/男性/無職)
・仕事に影響をきたしますし、運転もすぐに休憩を取らなければならないからです。(40代/男性/自営業(個人事業主))
・普段の生活からパソコンを使うことが多いので、頻繁に肩こりになります。肩こりになると気になって集中できず作業効率が落ちるので何とかしたいです。(20代/男性/学生)
・デスクワークをしていると肩がこって集中力に影響がでるので、肩こりを治したいです。(50代/男性/会社員)
腰痛や肩こりは、現代に急増した病気だと言われていますが、それによって仕事に支障をきたすケースが多いようです。デスクワークが多いためにそれらの病にかかりやすく、結果、その仕事に支障が生じるというのは現代社会ならではの悪循環だと言えるでしょう。特に、腰痛の苦痛は日常生活を送る上でも大きな障害になっているようです。
それらに比べると腱鞘炎で苦しむ人は限定的で、現代社会における弊害との関連性は薄いと言えるでしょう。
姿勢の悪さが万病のもと!何より日頃からのチェックが大切!!
姿勢の悪さというのは自分ではなかなか分からないもので、人に指摘されて初めて気づくことが多いようです。特に、猫背は若々しさも明るさも帳消しにしてしまうものなので男性にとっては嫌悪すべき存在ですが、癖になった後ではなかなか治らないことがアンケート結果からも示されています。
しかし、姿勢の悪さは見た目の印象だけでなく、やがて、腰痛や肩こりの原因にもなりかねません。そうならないためにも、現代人は姿勢が悪いのだということを念頭においた上で、自分の姿勢は日頃からチェックしておいた方がよいでしょう。
現代人特有の病!?姿勢によって生み出される様々な体の症状!!