体がだるい!体が痛む!日本人の体を蝕む生活習慣病の実態!

医学の進歩により、ひと昔前と比べて人間の寿命は飛躍的に延びました。特に、日本人の寿命は世界一です。しかし、その一方で、様々な生活習慣病に悩まされるようになっています。その中でも顕著なのが肩こりや腰痛など、特定の部位の違和感です。
そこで、実際に、どの程度の人がその違和感に悩んでいるのかを調べるために、「慢性的にだるいと感じたり、痛む部分はどこかありますか」という内容のアンケートを取ってみました。
【質問】
自分の体で慢性的にだるい・痛むところはどこですか?
【回答数】
肩:41
腰:25
腕:3
首:21
ない:10

現代社会の職場環境が引き起こす肩こりという名の病!
アンケートの回答で一番多かったのは肩でした
・仕事上、パソコンの作業が多いので肩が凝ります。マッサージしてるのですが、追いつきません。(20代/女性/会社員)
・パソコン仕事のせいで肩は凝りやすいのかなと困っているところです。(30代/男性/会社員)
・小学生の時からの肩こりに悩まされています。マッサージやストレッチしても改善されません。(30代/女性/会社員)
・姿勢やクセ、業務上体を使うことが多く肩こりのせいで頭も痛いから(40代/男性/会社員)
・仕事でパソコンを使用しているので、肩こりがずっと悩み。マッサージしてもすぐ凝りを感じます(40代/女性/会社員)

肩こりに悩んでいるという話はどこででも耳にするだけあって、全体の4割が肩に痛みや凝りを感じると答えています。その原因の多くはパソコンなどのデスクワークで同じ姿勢をとり続けていることにあります。肩こりが慢性化すると頭痛などの他の症状もでてくるので一刻も早く治したいところですが、原因が仕事にある以上、一気に改善するのは困難であるのが悩みどころだと言えるでしょう。

痛みやだるさを感じていない人はわずか1割という驚くべき実態!
肩の次に痛み・だるさを感じる部位として挙げているのが腰で、全体の4分の1を占めています。それに続くのが首で、これもなかなか多くて全体の2割です。腕と答えた人はわずか3人、そして、痛みやだるさを感じないと答えたのは全体の1割という結果でした。
・長時間座っていたりすると痛みます。また、雨の日や、冷えたりするととてもだるくなります。(30代/女性/会社員)
・座ることが多い仕事なので、腰が慢性的に痛く、だるい感じがします。(30代/男性/会社員)
・10年間痛みが引きません。様々な治療を受けましたが、全く効果が無く困っています。(30代/女性/会社員)
・首です。肩も痛いのですが、とにかく首がまわりませんよ・・・(40代/女性/会社員)
・デスクワークを始めてから、後頭部から首にかけて常に痛みがあります。(40代/男性/会社員)

長時間座り続けるというデスクワークは肩こりと同時に腰痛も引き起こすことを顕著に示しています。そして、首の凝りは、ほぼ肩こりと同質の症状で、さらに、部位も近いので、ふたつを一緒にして6割以上の人が首もしくは肩の凝りに悩んでいると言い変えることも可能です。それに比べて、腕の痛みやだるさに苦しんでいる人はごく少数で、現代の生活との相関関係が低いことを示しています。
しかし、何より問題なのは、どこにも異常がないと答えた人が1割しかいない事実です。

体を傷めやすい社会環境の中で暮らしている自覚を持つことが大切
全体の9割が慢性的な痛みやだるさに苦しんでいるという事実は、現代社会の生活習慣が多分に人体に無理を強いていることを示しています。長期的には社会全体でこの問題に取り組む必要がありますが、とりあえずは、自分がそういった環境の中にいることを自覚して予防策を講じることが重要です。
ただ、素人ではそれにも限界があります。どうしても、肩や腰の違和感が除去できないようであれば、一人でなんとかしようとせず、慢性化する前に専門家に相談するのが賢明だと思います。

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